文部科学省の「快適な睡眠の確保に関する総合研究班」がまとめた、午後の作業能率が向上する“正しい昼寝の方法”によると、昼に眠気を強く感じるのは、脳の前頭葉の機能(思考力、判断力)低下が原因していて、人間は、夜間に十分睡眠をとっていても午後2時ごろになると眠くなります。この日中の眠気は、仕事の能率の低下だけでなく、事故にもつながることもあるので、その対策について研究がなされていました。
その研究で明らかになったことは、一般的に睡眠時間が6時間半から8時間であれば、健康に問題は生じませんが、現代の日本人の平均睡眠時間は、7時間22分(国民生活時間調査)で、だんだんと短くなりつつあります。24時間使えるインターネットの普及などが原因しているようです。
それに、睡眠不足だと病気にかかりやすく(1.89倍)、人間関係の悪化(2.44倍)、事故の加害者や被害者になる確率(1.48倍)も高くなります。
人が昼過ぎに眠たくなるのは、消化にともなうせいだと言われていますが、実は人間の生理現象で、一般に夜の睡眠開始から15時時間後に眠気が強くなります。
その時に、15〜20分の短時間昼寝をするとリフレッシュ効果が高いということが判明しました。
それ以上寝てしまうと、深い眠りに入ってしまい、寝起きがつらくなりますし、仕事や勉強の能率の低下、夜間睡眠での熟睡の妨げになってしまうので注意が必要です。
昼寝の前にコーヒーを飲むと、カフェインが脳に届くのに30分程度かかるので、寝覚めが良くなります。寝起きに太陽の光など強い光を浴びると、さらに目覚めは爽快になります。
コーヒーのカフェインは、インスタントや缶コーヒーよりドリップの方が量は多いです。コーヒー以外でも、ココアや緑茶、ウーロン茶にもカフェインは約半分の量が含まれているので、少し多めに飲むと同様の効果が得られます。
短時間の昼寝に適した環境は、真っ暗の部屋より、暗めの明るさの方が目覚め良く、姿勢は寝転ぶより座位の方が適しています。
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